一水四見 difference of viewpoint 2004 6 8

仏教の教えに、「一水四見」という教えがあります。
漢字の表記を正確に憶えていませんが、確か、「一水四見」だったと思います。

これは、見る人の心境によって、小川が違うように見えるということです。
 心が恐怖心に捕らわれていれば、
小川を見ると、溺れて死ぬのではないかと不安を感じます。
 心が天国ならば、
小川を見ると、天国の小川にも見えるでしょう。
 心が安定していれば、
そこには、ただの小川しかありません。
 心が楽しければ、
小川を見ると、小さな魚が、うれしそうに泳いでいることに気がつきます。

 「利上げ」を、どう受け止めるかは、
その人の心境にも、影響されます。
 それでも、「利上げ」を心配する人もいるでしょう。
しかし、「利上げ」の話を聞いた時に、
聞き方に、何種類か、あります。
 岩に刻むように聞く人。
 砂に書くように聞く人。
 水に書くように聞く人。
岩に刻んで書いたら、永久に消えないでしょう。
砂に書いたら、残るでしょうが、風が吹けば消えます。
水に書いたら、すぐ消えるでしょう。
 このように、自分にとって不安なことでも、
聞き方によって、その後の生き方や対処の仕方が変わってくるのです。





































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